七輪バーベキュー!おすすめ具材・食材・火起こし・炭・メリット
僕が七輪にハマった理由
僕は焼肉は大好きだが、わざわざ自分から面倒そうなバーベキューをしたいとは思わなかった。
だがある日、格闘家朝倉未来のYouTubeで彼らが楽しそうに七輪で肉を焼いている動画を見た。
これだ…!と思った翌日に、僕はホームセンターで2000円の七輪を買っていた。
そう、七輪が僕を選んだのだ。
七輪のメリット・デメリット
まずはあえてデメリットから紹介させていただこう。
終わりよければ全て良し!の応用だ。
七輪のデメリット
- 少し重い。しかし筋トレになるぞ。
- 宴が終わってから冷えるまで時間がかかる。それだけ蓄熱性が高いってことだ。早く冷ますために水を掛けたら、ボロボロになるので水かけ禁止。
- 割れやすいので移動中の保管に注意。おすすめは買った時の箱を取っておいて、それに入れて持ち運びすることだ。
正直このぐらいしかデメリットはない。
さあ、お次はメリットにいくよ。
七輪のメリット
- 遠赤外線効果で食材がじっくり焼ける。下の空気口の開き具合で火力調節もできちゃうぞ。丸いタイプの七輪には、四角網を置けば四隅を安全地帯にすることも可能だ。
- 火起こしが簡単。七輪の形自体が煙突効果を持っているからだ。
- 小さくて収納が楽。どんな車にもホイホイ積めるぞ。
- 少人数でもバーベキュー的なことができる。大人数が苦手な人にはマストアイテムだ。
- 蓄熱性が高く、炭も少量ですむ。省エネでエコなのだ。
- ほぼメンテナンスフリー。汚れは炭化させるので掃除がいらない。水洗いは厳禁なので、軽くティッシュで拭いてサッだ。
- 日本の風情を楽しめる。アメリカは広い庭でバーベキュー、日本はサザエさんの頃からサンマは七輪と決まっている。七輪は江戸時代からのロングセラーらしい。
- 冬に使っても味がある。暖を取りながら日本バーベキューだ。
どうだい?ワクワクしてこないかい?
日本でバーベキューするなら間違いなく七輪なんだ。
おすすめ炭
使用できる炭はたくさんある。
マングローブ炭、オガ備長炭、備長炭など…。
これらの中からオガ備長炭を僕はおすすめしたい、いやこれしかない。
チクワのような形をした愛らしい炭だ。
僕も初期はマングローブ炭を使っていたが、少し酸っぱい臭いが素材につくのが気になった。
しかしオガ備長炭は、煙やイヤな臭いも少なく、火力も高く長持ちし、備長炭よりは安価なので総合的に見て間違いなくNo.1だ。
オガ備長炭は火起こしが難しいといった話もよく聞くが、それほど難しくない。
なんなら着火剤もバーナーも使わず、新聞紙で火起こしができるので次項目で説明しよう。
オガ備長炭を新聞紙で火起こし
オガ備長炭は火起こしが難しいって?
大丈夫、このやり方でやればうまくいくさ。
ただし新聞紙は燃えやすく飛ばされやすいので、炭ばさみで飛ばないように押さえたり、火事にならないように十分気を付けてくれ。
- 新聞紙1枚を半分にし、それを2回折り畳み1/4サイズにする。
- それを程々にねじり棒状に。ねじるとゆっくり燃焼するんだ。これを4個つくろう。
- ネジリ紙を七輪の内壁に、前後に交互に4段になるように設置。真ん中が空洞になる。
- オガ備長炭を細かく小さめに砕く。小さい方が燃えやすいのさ。
- 空洞を確保しながら、砕いた炭をネジリ紙の上や間、側面に触れるように配置する。
- 新聞紙を軽くクシャっと小さなボール状にし、炭ばさみで掴みながら下部に着火。小さめのほうが空洞部分の酸素の通りが良くなります。
- 火種が大きくなってから、空洞部分へ投入。空洞をふさがないように注意。
- 火種が弱くなりそうな場合は、火吹き棒等で軽く空気を送ってやる。
- 炭をいじりたいのを我慢し放置。もう火は起きている。
どうだい?簡単だろう?
スムーズに火起こしができると、とってもクールだ。火をつけてるのにね。
君が気になる相手と七輪をしているなら、その人のハートの火起こしもバッチリだ。
おっと失礼、これはまた別の話。
※新聞紙火起こしは煙が結構出るので、現在はダイソーのアルコール固形燃料を使っています。アルミホイルがついたままだと黒煙が出るので外して火皿の上に設置することをオススメします!
あると便利なもの【写真準備中】
- 火消し壺:すぐ火が消えて、消し炭は燃えやすくなるので次回の火種に。使用するだけの炭を入れて持ち運びにも使える。
- 火吹き棒:火起こしで火力を上げたい時に。
- チタン箸:耐熱性に優れ見た目もかっこいい。
- チタンカップ:寒い日になんか温めて飲もう。
- 軍手・炭ばさみ:これがなきゃはじまらない。
- 四角網・トング:これがなきゃ焼けない。
- 鍋・アルミホイル:酒蒸しに便利。ステーキ肉を焼いた後に保温するとジューシーになるぞ。
- ステーキカバー:お肉をジューシーに焼いたり、燻製チップを少量炭に入れれば燻製もできる。
- キッチンバサミ・フォーク:肉を切ったり焼く前に筋繊維を切断しよう。
- 鉄板・中華鍋:ホルモンや焼きそば、ステーキを焼く時に必須。
- 醤油スプレー:ダイソーで売っているので気軽にプシュッと。
- 塩コショウ:肉の旨味が逃げちゃうから塩は焼く直前に振ろう。
- アルコール対応スプレー:ダイソーに売っている、日本酒を入れて使える。
- バター・オリーブオイル・塩コショウ・醤油・日本酒:お好みの調味料を持っていこう。
- 鉄・アルミ製テーブル:七輪の台になるぞ。
- ゴミ袋等:君ならマナーを守れるはずだ。
七輪おすすめ食材
さあ、いよいよ七輪で焼くのに最高な食材を紹介しよう。
バーベキューにはない七輪の魅力に、もうすでに君たちは気づいているはずだ。
アジ・サバのミリン干し
七輪は魚の干物のうま味を何倍にもしてくれる。
香ばしい匂いは、日本に生まれて良かったー!と思わせる。
バーベキューにアジの干物が似合うかい?
七輪は笑顔でアジの干物をむかえてくれるんだ。
エビ・イカ
エビのうま味が凝縮され、食べるとエビッ!と感じるはずだ。
イカを焼くと、そこはまるで神社のお祭り。
屋台のおっちゃんがうっすら見えてくる。
ハマグリはまだ上手く焼けないので、修行の成果が出たら報告しよう。
エビや貝はアルミホイルや鍋を使って酒蒸しにするとおいしいぞ。
砂肝
イオンの安い味付け砂肝だが、めちゃくちゃうまい。
触感、匂いともに激ウマだった。
イオンにおいてない時があるので、見かけたら買おう。
まだ一度しか焼けていない。
せせり
鳥は基本的に七輪と相性がイイ。
コリコリ、程よい油、これも激ウマだ。
これもイオンに売っていて、塩味がおすすめだ。
これも置いていないことがあるのがネックだ。せせりだけに。
ちょっとお高い牛肉
せっかくの七輪なので、少し贅沢してみよう。
油が落ち豪快に火の手が上がり、ジューシーな肉が目の前に。
コメが欲しくなるとんでもない美味しさだ。
懐が寂しい僕も、奮発したくなる魅力が七輪にはある。
辛子明太子
辛子明太子は生でもうまい。
炭火で外をカリッと焼くともっとうまい。
飯盒を持っている人なら、熱々ご飯で食べられるぞ。
ベーコン
バーベキューでも主役級のベーコン。
カリカリっとこんがり焼いて、おいしくない訳がない。
ハウルのように「貸しなさい。」と一言言って、トングを奪おう。
トウモロコシ
シーズン限定なので、夏はかならず買おう。
割りばしかチタン箸をぶっ刺してクルクル焼こう、めちゃくちゃうまい。
醤油と焦げの香ばしさ、倍増する甘味。
ここでも屋台のおっちゃんがぼんやり見えてくる。
スモア(ポッキー・マシュマロ版)
七輪は、アメリカンなデザートだってできちゃう国際派。
ポッキーを少し溶かしてから、マシュマロにぶっ刺して焼く。
Twitterでバズッていたこのやり方に感謝。
キッズのハートもわしづかみだ。
これから七輪を始めたい君へ
どうだい?もう十分七輪の魅力は伝わっただろう?
え?明日七輪を買いに行く?
OK、OK。それでイイんだ。
最後に言いたいのは、七輪は火を扱うものなので火事には十分気を付けること。
そしてマナーを守ること。
ゴミは持ち帰り、火気厳禁な場所での使用は絶対にやめよう。
ほら、君の面構えも様になってきたぜ。
明日から君も七輪仲間だ。