生音と電子音
電子音って良くないの?
DTMがお手軽に購入できるようになり、たくさんの音楽家が世界に誕生しています。
個人だとサンプリング音源を使用したり、シンセサイザーのソフト音源を使用している人がほとんどだと思います。
調整すれば生っぽくなりますが、サンプリング音源だって電子音です。
バンド楽器や歌の録音は個人でもできますが、それ以外の楽器を生で録音するのはなかなか大変ですよね。
今日は電子音に対する僕自身の考えを話そうと思います。
○一般的な音への印象
「生音は人間味があって、電子音は人間味がない!」
よくこの意見を聞きますね。
ほかにも電子音は冷たい、無機質、奥行きがない等も聞きます。
生音は人間が実際に楽器に触って演奏することと、楽器の調律も100%完全ではないことから暖かみがあります。
ヴァイオリン演奏だって、人それぞれでヘルツやリズムが微妙に違うため音に深みが出るのです。
同じ演奏は二度とできないですが、その時だけの輝きがあります。
電子音は完全な調律も可能ですし、同じ演奏も何度でもできます。
これはメリットでもありますが、冷たい印象を与える要因でもあります。
○個人的な音への印象
僕は機械が出す電子音も、生の楽器演奏の音と変わりがないものと思っています。
どちらも人間がつくりだした音なんです。
音楽の素晴らしさは生音か電子音かではなく、もっとシンプルに楽曲の根底に存在するものだと思います。
生楽器だってめちゃくちゃに演奏すれば、嫌な音になります。
逆に電子音もうまく使ってあげると深みや暖かみを出す事だってできます。
電子音楽だからといって敬遠しないであげてください。
あの偉大な作曲家でありシンセシスト、冨田勲先生も「電子音だってヴァイオリンやピアノから進化した音で、楽器の延長線にある。もっと音楽自体を純粋に楽しんでほしい。」みたいなことを言っていた記憶があります。
なんかの記事で読んだのでうろ覚えですが…!
まとめ
最近のソフト音源は、生音にも劣らない魅力的な電子音(プリセット)が入っています。
でもせっかく電子音を扱うなら、シンセをいじって自分だけの音をつくり出してみてください。
生音と同じように電子音も素晴らしいです。
世界に1つの電子音で作曲ライフをおくりましょう!